「主張しない」技術
一つの文字が彫られるまで
お墓に彫られた家名を思い浮かべてみて下さい。その全ての文字がPCのフォントのように全て同じサイズで、一定の間隔で並んでいたら・・・。おそらく貴方は大きな違和感を抱くことでしょう。また、文字の組み合わせによっては、上下左右にずれているように感じられるかもしれません。
文字は何かを表現するために存在します。私たちは「彫る」事で、その「何か」を阻害してはならないと考えています。その文字を見る人が「何か」に集中できるよう、私たちが文字を彫る際には、彫る事自体が主張とならないこと、見る人に違和感を与えないことが求められます。
すなわち、字を彫ることに求められるのは「主張しない」技術。私達はそのように考えながら、日々文字を彫り続けています。
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文字をデザインする
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彫る文字を整える
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ゴムシートに印刷し、貼り付ける
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シートをカットする
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サンドブラスターで彫る