理念
挑戦者であり続けること
歴史ある伝統の延長線の上で、技術を革新し、進化させ、庵治産地の一職人として二宮石材が挑戦するのは、新しい石の可能性です。
代表取締役
二宮 力
花崗岩のダイヤモンドといわれる銘石「庵治石」。香川県庵治産地に1993年、二宮石材を創業。世の中が無駄のない、能率や効率を重視し、日々簡素化へと進んでいく中で あえて「手仕事」にこだわり、人の心を癒やすものづくりに取り組んでいます。
人の手で作られた直線や曲線は、ほのぼのとした柔らかな安らぎを与えてくれるものです。何百年と受け継がれてきた伝統技術と石の素材感を活かし、生活に溶け込む「石のある生活空間」という新たな価値観を提案します。
手仕事への
こだわり
私たちの仕事には、サンドブラストなどの機械・装置、そしてゴムシートへのプリントの為のコンピュータなどは欠かせません。しかし、私たちは人の手でしか出来ない仕事にこだわっています。
例えば文字一つとっても、書かれた文字を、彫る加工に適するように調整したり、全体のバランスを見て細やかな大きさや位置の調整を行ってからゴム-シートに印字します。ゴムシートに印刷された文字のアウトラインをカッターで切り抜く際にも、彫る事を想定した微調整を行いながらカットしていきます。サンドブラストで彫る際には、「うったて」や「はらい」などを意識し、彫る深さを調整します。
レーザーなどを使えば工程の全てを機械とコンピュータで「済ます」ことが可能です。しかし、私たちは人の目と手でしか表現できないものを作り続けて行きたいと考えています。
石も、石以外も
サンドブラストという機械は、小さな粒子を圧縮空気に混ぜて対象に吹き付けることで彫っていきます。職人は、対象の材質、ノズルの太さ、粒子の量、空気の圧、ノズルと素材との距離など、様々な要素を考慮してノズルや圧力弁を操作します。それは培ってきた膨大な経験、繰り返されてきた挑戦と失敗の積み重ねに基づく『感覚』のみがなせる技なのです。
私たちは、石材加工で培われたこれらの技術を他の素材や、より日常的なシーンで活用できないかと、様々な挑戦を続けています。
商品
人と空間のなかに生きる庵治石
太陽と呼吸 石も生きています。
わたしたちより遥かむかしに生まれながら、特に意識することもなく、そこにいる石たち。
ほんとはもっと人の近くで、空間で寄り添えたら…。
山の神様から授かり、大切にかたちをかえて、寄り添ってもらえる石のかたちを考えます。